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アルミニウム合金製覆蓋工法とは

アルミ合金の耐久性の高さ、軽量性を生かして、既存躯体への影響を最小限に抑え、短工期で覆蓋を構築する工法です。

上下水道における浄水場のろ過池等においては、異物混入の防止対策(防犯・テロ対策)や直射日光による藻類の発生抑制のために覆蓋が必要になってきています。また、農業用のファームポンドは屋根なしの構造が中心ですが、落葉等の混入による散水器の目詰まりや、アオコ発生による水質の悪化等の問題により屋根付き構造が採用されるケースが増えています。
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特徴

  • 耐食性に優れ軽量(比重2.7)で
    • 既設側壁や基礎の変更なしで屋根の構築が可能
    • 人力で覆蓋を開閉させることが可能
  • 屋根の取り外しが可能です。
  • 工期が短縮できます。
    • 工場製作→現場組立・架設
  • リサイクルが可能です。
  • クリーンエネルギーである太陽光発電パネルと容易に組合せが可能です。

アルミ合金製覆蓋工法の構造

アルミ合金製の覆蓋は覆蓋のスパンの長さ、維持管理の方法(槽内のメンテナンス内容)やメンテナンスの頻度などに対応するため、4つの構造形式を有しています。これらのいずれの形式においても太陽光発電パネルの設置が可能です。

固定方式覆蓋

劣化したRC平屋根を撤去して、アルミ合金製の固定式覆蓋を設置したリニューアル工事

建屋方式

オープン水槽をオールアルミ合金製の建屋を増設したリニューアル工事

可動式覆蓋

フロート式

覆蓋が浮力で支持されるため、大スパンの矩形や円形の水槽の既存躯体に負荷なく設置可能

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