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UNISCALE(ユニスケール)とは

建設現場における様々な部材(設備スリーブ、鉄筋など)の取り付け位置確認作業に利用可能な、SLAM技術を利用した3次元計測システムです。 uniscale_01.png

SLAM技術のイメージ

特徴

  • 自己位置の推定と周辺のマッピングを同時に行うSLAM(Simultaneous Localization and Mapping)技術を利用した計測システムです。
  • SLAM技術により、部材の設計上の座標と取り付け位置の誤差がその場で確認でき、検査の大幅な省力化が可能になります。
  • 3次元計測のため、コンベックス等では測りにくい立体的な形状でも計測が可能です。
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設備スリーブの位置計測状況

計測方法

  1. 準備として計測したい位置に専用のマーカーを貼り、座標が既知の点に基準点のマーカーを設置します。複数個所の同時計測が可能です。
  2. カメラとタブレットPCで構成された装置によって動画を撮る要領で全体を撮影・計測します。
  3. 計測時間は数分で、計測結果はリアルタイムで3次元座標としてタブレットPCに表示されます。
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計測方法

AR機能および様々な応用

【AR機能】
AR機能を使えば、取付け位置の確認をバーチャル画像で行うことも可能で、施工前の位置確認や取付け漏れのチェックに利用できます。

【様々な応用】
他にも鉄筋ピッチの詳細計測など様々な計測に応用可能です。

※九州大学との共同開発
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AR機能による橋梁外ケーブル偏向管の位置確認状況

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