- ICT
安全・注意喚起AIとは
現場で作業開始前にこれから行う作業に対し、簡単な入力により過去に発生した災害事例から起こりうる事例をAIにより抽出し、その場で注意喚起を行うシステムです。具体的な災害イメージを伝えることで、生きた危険予知が可能になり、建設現場の安全性を高めます。
特徴
[1] AIによる効果的かつ簡便な災害事例抽出
- AI※ によって状況の類似性をスコアで評価するため、言葉が一致しなくても関連する災害事例を抽出可能です。
- 類似性が高い事例から順に、複数の起こりうる災害事例を抽出します。
- 新たな事例データを追加する際は、災害報告書の文章をそのままデータとして登録可能です。
※ 株式会社 FRONTEO社製 自然言語処理AIエンジン「KIBIT®」使用
[2] 現場でのタイムリーな活用に対応
- iPadを使用することで、現場での活用が可能になり、少人数グループごとのKY活動で、当日予定する作業に即した災害事例の確認がその場で可能です。
- 急な作業内容の変更があっても、検索条件を変更するだけですぐに作業に即した災害事例の確認が可能です。
[3] KY活動のマンネリ化を防止
- 検索条件の入力はメニューによる簡単な選択に加え、自然言語による条件追加が可能です。
- 同じ作業内容でも一度KYなどで使用した事例は一定期間表示させない機能があり、毎日違う事例を表示することができます。
安全注意喚起AIシステムの災害事例検索の流れ
![]() 検索条件選択メニュー |
災害事例表示例 |
効果
- 実際に発生した災害事例により具体的な災害イメージが伝わり、生きた危険予知が可能です。
- 簡単な操作で、場所を選ばず、作業現場以外にも安全大会や朝礼など様々なシーンで活用可能です。
- 経験の浅い社員や作業員に対し、過去の災害事例を貴重なナレッジとして活用した教材として、安全管理の学習に手軽に利用できます。
実施例
- 全店の作業所にて利用中
- 三井住友建設グループ各社でも利用中