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アラミドASR損傷対策工法とは

アラミドシート、アラミドパネル、アラミドロッドを用いて、アルカリ骨材反応(ASR)により損傷を受けたコンクリート構造物の補修・補強を行う工法です。

特徴

  • アラミド繊維は、鋼などに比べてヤング係数が小さく弾性範囲内での伸び能力が大きいことから、残存膨張量が大きい場合でも膨張に追随でき、確実な補強効果が期待できます。
  • アラミドシートは、鋼などに比べて柔軟性に富んでいることから隅角部で破断する可能性が小さくなります。
  • アラミドシートを貼り付けることで、補強と同時に水分の供給を遮断することができます。
  • アラミドシートは、柔軟性に富む織物であることから下地処理や隅角部での面取り工程を簡略化できるなど、施工性が非常に良好です。
  • アラミドシートは、化学安定性に優れているためどのような環境条件でも適用可能です。
アラミドシート アラミドパネル

アラミドシート

アラミドパネル

アラミドロッド

各種材料の応力~ひずみ関係

適用

アラミドASR損傷対策工法は、コンクリート構造物のさまざま部位、さまざまな目的の補修・補強に適用することができます。

T形橋脚の横梁のせん断補強 壁式橋脚のじん性向上、せん断補強 フーチングのせん断補強 橋脚の曲げ・せん断補強 橋脚じん性改善 T形橋脚の横梁の曲げ補強

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