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大スパン中空段差フルプレキャスト床構工法 とは

床の仕上げ面をフラットにするために、床本体に段差を設けた大スパン床を、独自のPC鋼材配置や中空型枠配置方法によりフルプレキャスト化した構工法です。本工法は特許を取得しています。

 

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大スパン中空段差フルプレキャスト床の概念

特徴

  • 段差部に配管を設置することにより、床面をフラットに仕上げ、バリアフリーに対応できます。
  • 柱や梁型のない大きな空間を確保でき、フリープランに対応できます。
  • フルプレキャスト化により、躯体の高品質化・高耐久化が図れます。
  • 10m以上のスパンに対して、厚さ300mmという薄くて軽い床を実現します。
  • 段差付きに適した合理的なPC鋼材配置とボイド配置を考案し、特許を取得しています。

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揚重状況

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設置状況

施工

従来困難とされてきた床のフルプレキャスト化により、スクライム工法などの柱・梁プレキャスト工法と組み合わせることで、プレキャスト率(型枠工事面積比率)95%以上という従来にない高いプレキャスト化が達成できます。

フルプレキャスト工法により、季節変動や労務等の社会変動等の影響を受けない工事進捗が可能になり、1フロアあたり3~4日の施工速度を可能としました。

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