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キャプテンパイル工法とは

キャプテンパイル工法は、プレキャストコンクリート製のリング(PCリング)を杭頭に被せ、杭と基礎とを接合する場所打ち杭用杭頭半固定工法です。

※ キャプテンパイル工法は、鹿島建設(株)、(株)奥村組、五洋建設(株)、戸田建設(株)、飛島建設(株)、西松建設(株)、(株)長谷工コーポレーション、松井建設(株)、三井住友建設(株)、高周波熱錬(株)との共同開発工法です。

お客様のメリット

  • 簡単施工、施工性向上
    杭頭の納まりがシンプルで杭頭はつり時に、杭定着鉄筋もなく施工が早くて簡単です。
  • 杭の耐震性の向上
    杭頭の曲げモーメントを低減でき、杭材の損傷が在来工法に比べて少なく耐震性が向上できます。
  • 基礎梁・杭のコスト低減が可能
    杭頭モーメントの低減により、基礎梁や杭の断面が小さくでき、コンクリート量・鉄筋量の大幅な削減が可能です。排土量が低減できる環境に優しい工法です。
  • 全ての場所打ちコンクリート杭に適用可能
    場所打ちコンクリート杭(φ800~φ3000)に適用できます。

概要

  • キャプテンパイル工法は、場所打ちコンクリート杭と基礎部の接合状態(固定度)を設計者が調整できる工法です。プレキャストコンクリート製のリングを杭頭に被せることで、地震時に生じる上部構造からのせん断力を杭に伝達させ、引張定着筋を配置することで杭に生じる引き抜き力にも対応できます。

  • 杭頭を半固定状態とすることで、杭頭に集中する地震時の応力を緩和できるため杭材の損傷を軽減できるだけでなく、杭や基礎梁などの断面積縮小によるコスト低減が図れます。
  • 建築技術審査証明(建築技術)を取得
    2005年12月に (一財)日本建築センターの建築技術審査証明 (BCJ-FD0230-01、-02) を取得しています。(当社を含む10社で共同開発)

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キャプテンパイル工法の概念図

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キャプテンパイル工法施工状況

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