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ガーダー式床版取替え工法とは

既設桁上空のガーダーと径間の両端部に設置した支持材で構成されたガーダー式床版架設機を用いて床版取替えを行う工法です。ガーダーは支持材の上部に設けられた横レールで橋軸直角方向に移動でき、ガーダー上に設置した床版吊装置により床版の撤去・架設を行います。

ガーダー支持部およびガーダー本体を随時次径間に移動させることで径間毎の連続施工が可能です。

特徴

  • 橋梁上で大型クレーンを使って施工を行う際に必要となる鋼桁の補強が不要です。
  • 橋端部から大型クレーンを使って施工する場合に必要となる橋台等の下部構造物の補強が不要です。
  • ガーダーの支持位置は任意に設定でき、下部構造の耐荷性能が高い位置にすることで、既存構造物の補強を抑制できます。
  • 多径間を有する工事では一径間ごとの床版取替え作業を連続して行えるため、工事期間を短縮することが可能です。

従来の施工法との比較図

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従来の施工方法

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本工法

施工状況写真

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実施例

  • 工事名 :中国自動車道(特定更新等)蓼野第二橋他3橋床版取替工事
  • 発注者 :西日本高速道路株式会社 中国支社
  • 工事場所:島根県鹿足郡吉賀町蓼野

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