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ICタグ車両運行管理システムとは
車両に搭載されたICタグから発信される電波をタグリーダーで受信することで車両位置をリアルタイムに検出し、誘導員に知らせることで安全かつ円滑な車両誘導を実現するシステムです。
![]() システムのイメージ |
![]() 車両誘導の状況 |
特徴
- 高速走行する車両も検知することができます。
- 有線LANや無線LANを介したリアルタイムな情報伝送が可能です。
- ICタグに登録されたIDを認識することで車両の個体識別が可能です。
- 各車両の状況はモニターにリアルタイム表示されます。
- モニターを注視しなくても車両の接近をパトライトやブザーで通知することが可能です。
効果的な適用法
長大トンネル内や山間部などGPSによる車両の位置検知が困難な条件下での車両管理への適用が可能です。また携帯電話などを用いた車両との通信確保が困難な場合にも対応することができます。
実施例
上信越自動車道Ⅱ期線 さみずトンネル工事
![]() 誘導用モニターとパトライト |
発注者:東日本高速道路(株) 所在地:長野県上水内郡飯綱町 |
システム構成例
下図は延長2.4kmのトンネル内にリーダーをA、B、C、D、Eの5箇所に設置し、トンネル内での車両の接近情報を トンネル出口の誘導員にリアルタイムに知らせるシステムです。車両検知データの通信では、通信経路の状況に応じて有線LANと無線LANの切り替えを行っています。
ICタグ検知による車両表示状況
誘導員用の車両位置表示画面例です。一度に2~3台の車両がトンネル内に進入する状況を表示できます。 パトライトとブザーでも接近状況を伝え、的確な誘導を行います。