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ジョイ工法とは

梁主筋を柱梁接合部内で機械式継手を用いて接合し、コンクリートを場所打ちすることにより柱梁接合部を構築する工法です。ジョイ(JOI)は、JOints Inside of the panelの略称です。

 

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ジョイ工法の概念

 

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鉄筋継手の種類

 

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仕口部での継手の状況

特徴

  • 接合部内に継手を設けることにより、部材内に打継ぎ部のない高品質な躯体が得られます。
  • モルタル充填式のスリーブ継手、モルタル注入式のカプラー継手のいずれも用いることができます。
  • 柱梁接合部に接続する柱、梁の構造は、場所打ちまたはプレキャスト鉄筋コンクリート造のいずれも可能です。
  • 柱、梁をプレキャスト部材とした場合、場所打ちコンクリートを柱梁接合部に集約させることにより、品質管理の重点部位を明確にし、品質確保を確実に行えます。
  • 梁に打継ぎ部がないため、部分的な配筋・型枠作業、タイルの後貼りなどの仕上げ作業がなく、施工計画や仮設計画への影響を軽減できます。

性能証明

ジョイ工法は、機械式継手を内蔵した柱梁接合部工法として、2007年11月に(財)日本建築総合試験所の建築技術性能証明を取得しました。

この性能証明では、独自のジョイ工法設計指針に従って設計した機械式継手内蔵の柱梁接合部は、設計で保証すべき要求性能を満足することを認証しています。

施工

施工は、以下の4ステップで行います。

  • STEP 1左梁のセット
  • STEP 2右梁のセット
  • STEP 3機械式継手の移動
  • STEP 4グラウト材の充填

 

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本工法の基本手順(柱、梁プレキャスト部材の場合)

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