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SMC-Tunnelingシリーズ 「きれいni発破」とは

「きれいni発破」は、トンネル発破作業において、ドリルジャンボで装薬孔を削孔する際に得られる削孔検層データをリアルタイムに分析し、切羽(掘削面)の地山状況を定量的に把握して、装薬する火薬の適正量を自動算定するシステムです。

発破による余掘り(所定断面以上に掘削された部分)の低減と施工サイクル短縮により、削孔・装薬作業の効率化が可能となります。

 

kirei-ni-happa_01.pngトンネル内での削孔状況(データの表示状況)

特徴

  • 削孔検層データをリアルタイムに分析し、切羽の地山状況(硬軟)をブロックごとに定量的に把握します。
  • 蓄積データから装薬する火薬の適正量を自動算定します。
  • 自動算定した結果は、ドリルジャンボ運転席のモニタおよびタブレットに、ブロックごとに色分けし切羽に重ねて表示され、これを基に火薬の装填量を調整します。
  • 余掘り量を3Dレーザースキャナ(車載型)により計測し、回帰分析によって自動算定の精度を向上させています。
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ブロックごとの削孔検層データ表示
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適用適正火薬量 タブレット表示例
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余堀り量の計測状況

実施例

工事名 : 国道45号 気仙沼地区道路工事
発注者 : 国土交通省 東北地方整備局
工事場所 : 宮城県気仙沼市
工事概要 : 気仙沼1号トンネル 延長361m 掘削断面積101.4m²

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