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NOMST(ノムスト)とは

新素材コンクリートを用いて、シールド機のカッタービットで直接切削できるシールドの発進・到達立坑の土留壁を構築する工法です。従来必要であった、シールド発進・到達のための地盤改良防護工が削減でき、立坑坑口部土留め壁の人力による取り壊しも不要となります。

特徴

  • 地盤改良の範囲が減少するか、不要となります。
  • 地盤改良の信頼性に左右されることなく安心して発進できます。
  • 人力による土留め壁の切破り作業が不要であり、発進部の地山が直接露出しないため、安全です。
  • 従来の技術に比べ、初期発進が短期間となるため、工期短縮ができます。
  • 発進・到達の自動化、省力化ができます。

設計

  • NOMST部材の設計に用いる断面力は、土留め掘削段階およびシールド設置のための支保工盛代えを考慮し、弾塑性解析で求めた部材位置での最大値としています。
  • 設計は「NOMST設計・施工マニュアル(案)」によります。
nomst1
正面図
nomst3
NOMST壁
nomst2
側面図

実施例

【高速鉄道1号線葛の口工区土木工事】

発注者:横浜市交通局
所在地:横浜市
シールド外径:Φ7150mm

【芝浦処理場放流渠工事】(SMW壁、ケーソン壁)

発注者:東京都下水道局
所在地:東京都
セグメント内径:Φ3900mm

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