- 土木
Reキューブモールとは
Reキューブモールは、開削することなく既設管渠の撤去・埋戻しや新設管への交換(改築)を行う工法で、3種類の撤去方式があります。
特徴
非開削工法であるため、道路交通や周辺環境への影響を低減できます。 豊富なバリエーションにより、多様な施工環境に対応可能です。 既設管を地中に残さずに埋戻すため、埋戻し後は土地利用制限がありません。 高機能、大容量化に伴う拡径改築が可能です。 |
![]() Reキューブモールの体系 |
アーマー工法
揺動圧入式のオールケーシング掘削機を用いて、 既設管渠の撤去・埋戻し(または改築)を行うさや管方式の撤去工法です。比較的浅層部の直線部に適用します。 |
![]() アーマー工法 概要図 (撤去・埋戻し) |
アーマー工法の施工
発進立坑にケーシング掘削機を設置し、ケーシング を水平方向に揺動圧入させながら、順次、既設管渠を撤去して到達させます。到達後、埋戻し隔壁装置を装 着し、埋戻し充填材を注入しながら順次ケーシングを引抜いていくことで、埋戻しに対応します。 改築の場合は、到達後、ケーシング内に新設管を敷 設し、裏込め材充填、ケーシング引抜きの工程を繰返 します。 |
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ルーパー工法
工の内側にグリッパを押し当てて、立坑に設けたけん引装置によりPC鋼材を介して管を引抜く工法です。既設管渠が、比較的健全な推進管に適用します。
ルーパー工法の施工
複数のグリッパにより管渠 を把持し、中押し工法と同様に尺取り虫形式でけん引することにより、付着抵抗による過大な初期けん引力を分散します。引抜きによって生じるグリッパ後方の管の空隙には、管内に設置した地山保持筒から安定液を注入します。
管渠端部に埋戻し装置を装着することで埋戻しに対応し、けん引側対面の対抗立坑に元押し装置を 設置することにより、撤去と同時に新設管を推進し、 改築に対応します。

ルーパー工法 概要図 (撤去・埋戻し)

既設推進管内の状況 (ルーパー工法)
イーター工法
密閉型掘進機を用いて管渠をメカニカルに破砕し、破砕ガラなどを流体輸送により搬出する工法です。基本的に鋼製の継手カラーを用いない管渠を対象としています。
イーター工法の施工
管渠撤去後の埋戻し、改築の施工形式により、構造 の異なる2種類の掘進機を使い分けます。埋戻しには、 けん引型の泥水式掘進機を使用します。改築には、流下 施工を可能とした元押し型の土圧加水式掘進機を使用 します。

イーター工法 概要図 (撤去・埋戻し)