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リングロックセグメントとは

セグメント単独でトンネル外部から作用する土水圧と内側から働く内水圧に抵抗可能なボルトレスタイプのセグメントです。近年、都市型洪水への対策として地下河川、地下調整池(貯留管)などの内水圧が作用するシールドトンネルの計画が増えています。リングロックセグメントは、このような内水圧が作用するシールドトンネルの覆工として開発されました。

特徴

  • リング継手の2種類のほぞの組み合わせにより、外荷重、内水圧に抵抗できます。
  • ボルト締結が少なく、ほぞが組立時のガイドとなるため、高速施工、自動化に適しています。

設計

設計は、はりバネモデル解析により行います。設計の妥当性は、リング載荷実験で確認しています。

施工

  • 組立は、通常のセグメントと同様に行います。内圧が作用するまでに、ロック部に樹脂注入を行います。
  • 実施工により、良好な組立て精度と、組立時間の短縮を確認しています。
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リングロックセグメントの仕組み

実施例

芝浦処理場放流渠工事

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芝浦処理場放流渠工事
発注者:東京都下水道局
所在地:東京都
セグメント内径:Φ3,900mm

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