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セットバックジョイントとは

セットバックジョイントは、橋梁ジョイント部の伸縮装置を橋台側にずらして設置し、伸縮装置からの漏水をパラペット天端の「排水溝」にて排水することにより、桁端部や支承の劣化を抑制する構造のことです。
構造概要

特徴

伸縮装置からの漏水を直下の排水溝で受け止め、桁端部や支承へ水が回ることを防ぎ腐食による劣化抑制が図れます。

  • 伸縮装置の直下に入ることができ、劣化状況を直接目視点検することや土砂の清掃などが可能で維持管理しやすい。
  • 排水溝が伸縮装置からの突発音を受け止めることで、防音の副次的効果も付加できます。

本構造は新設橋梁に適用するものですが、床版取替え工事など橋梁の補修・改修工事において適用可能なプレキャスト化された構造のものもあり、橋梁の耐久性の向上に資する構造として展開を図っています。


従来構造との比較

実施例

本構造について弊社が特許を保有していますが、ライセンス供与により誰でも使用可能です。


新設・施工例(郡界川橋)

【新設適用例】

郡界川橋、武庫川橋、芥川橋、ほか

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