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サスティンGeo(Sustain-Geo)とは
セメントを使用せず、産業副産物を活用して環境負荷を低減したサスティナブルな地盤改良材です。目的に応じて材料を最適に配合した100型と200型があります。
サスティンGeoの対象となる地盤改良イメージ
サスティンGeo100型
サスティンGeoの種別
サスティンGeo 100型 | サスティンGeo 200型 | ||
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用途 | 地盤改良(浅層~深層改良) | 土の含水状態の改善、 地盤改良(浅層改良) |
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改良効果 | 土を固化する | 土の含水状態を改善する | |
使用形式 | 粉体・スラリー | 粉粒体 | |
性能(※1) | 改良土の強度 | 一般的な土質に対しては同等以上 | 一般的な土質に対しては同等以上 |
CO2排出量 | 40~60%削減 | 50%削減 | |
六価クロムの溶出量 | 大幅に低減 | 大幅に低減 |
(※1) 100型はセメント系固化材、200型はセメントと石灰を混合した固化材との比較
適用事例
[1] 浅層改良(サスティンGeo100型)
特徴 :
- 従来材料(※2)と同じ添加量で、同等以上の一軸圧縮強さを実現します。
- 従来材料と比較して、材料由来のCO2排出量を約40%~60%削減することができます。
- 地盤改良時に六価クロムの溶出量を、現行の土壌環境基準値(0.05mg/l)以下に抑えることができます。
(※2) セメント系固化材
従来材料との比較
[2] 掘削土の改良(サスティンGeo200型)
特徴 :
- 従来材料(※3)と同等の添加量で、水分を多く含み泥濘化しやすい土の性状を改善できます。
- 従来材料と比較して、材料由来のCO2排出量を約50%削減することができます。
(※3) セメントと石灰を混合した固化材
掘削土の改良(場所打ち杭工事への適用)
CO2排出量(従来材料との比較)