• 環境

ビオトープとは

ビオトープ手法は、自然生息環境の復元を可能とします。造成事業などの土地の改変によるミティゲーション対策において、復元する生物の生態に合ったビオトープが計画できます。

特徴

地球環境の悪化や都市化、造成事業による自然環境の改変など、生物の生息域が変化してきています。
事業計画においては環境アセスメントが実施され、代替措置(ミティゲーション)が少なからず行われます。
 生物の生息域を復元、創造する手法としてビオトープづくりが利用されます。
計画図
計画図

概要

  • ホタルの里づくり

ほたるは生息環境が最も厳しく、水生のゲンジボタルは一生の大半を水の中で過ごします。水質、水温、水路の形態や土壌環境などが自然で良好な場所を求めます。えさとなるカワニナの生息も必要な条件ですし、産卵する苔があることも条件となります。


酸性水の石灰石による中和

滝組で水の溶存酸素を増加

ほたる生息水路
ほたる

  • 両生類のビオトープづくり

・トウキョウサンショウウオ

体長12~13cm、尾を持った両生類で関東地方の限られた範囲で丘陵地に生息します。2月から3月の下旬頃に水辺で産卵を行い、4ヶ月程度の水中生活から上陸を経て、数年後の繁殖期以外は夜行性のため生体の姿を見ることは滅多にありません。

成体
成体
造成産卵池
造成産卵池

・ モリアオガエル 

標高500m前後の山地に生息する黄緑の体色で小昆虫を餌とし、樹上の枝に泡状の卵塊を産み付けます。樹林地の中で湧水を導き、深さ20cmほどの池を樹枝が水面上となる位置に築造します。枝に産卵して孵化した幼生は、水面に落ちて成体になる数ヶ月を水中で過ごします。

成体
成体
樹上の卵塊
樹上の卵塊

実施例

  • ほたる

・千葉県市原市高滝

・神奈川県南足柄市怒田

  • 両生類

・トウキョウサンショウウオ:千葉県長南町

・モリアオガエル:岡山県奥津町

技術テーマ