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GPSクレーンブーム位置監視システムとは

GPSによりクレーンのブーム先端位置を常に測位し、設定した作業領域にブームが接近すると、警報装置が作動する監視システムです。

※ GPS:Global Positioning System(汎地球測位システム)

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システム構成のイメージ
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クレーン運転室のパソコン画面表示

効果的な適用法

クレーン作業の安全対策として適用できます。

橋梁工事における柱頭部や脚頭部の施工

柱頭部などの作業員にクレーンや揚重物が接近していることを認識させることができます。設定した作業領域にブームが接近すると、警報が作動して作業員に注意を促します。

鉄道営業線など重要構造物の近接工事

危険領域へのクレーンの侵入を防止できます。設定した危険領域にブームが接近すると、警報が作動してオペレーターに注意を促します。

システムの概要

本システムのGPS測位方式は、ディファレンシャル測位方式(DGPS)を用いており、衛星電波の途絶などの観測条件に左右されにくく、安定した測位ができます。水平精度は一般に1m程度とされていますが、位置座標が既知のポイントにGPS基準局(固定点)を設置し、そこで生成される補正データを無線でクレーン側に送信して、測位精度を向上させます。

GPSの測位結果から得られたブーム先端位置は、クレーンの運転室に搭載したノートパソコンの画面にリアルタイムで表示します。ブーム先端があらかじめパソコン上で設定した警報作業範囲に入ると、運転室やブームなどに取り付けた警報機が作動します。

実施例

第二東名高速道路 中一色川橋(PC上部工)上り線工事

gps_crane03 発注者:中日本高速道路(株)
施工場所:静岡県静岡市清水区
工期:2006年9月 ~ 2009年11月

技術テーマ