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Rap-Con工法とは

波形鋼板を架設材として利用して架設作業車を簡略化・軽量化するとともに、複数のブロックを同時に施工して省力化・急速化を図る、波形鋼板ウェブ橋の張出し架設工法です。Rap-Con/RWは、Rapid Construction of Ripple Webの略称です。

Rap-Con工法のイメージ

特徴

  • 従来工法は、通常のPC箱桁同様、既設ブロックの先端に移動作業車を設置し、次ブロックの波形鋼板,上下床版コンクリートの施工を行います。
  • Rap-Con工法は,以下の施工法により合理化を図っています。
    1. 先行して架設した波形鋼板に架設作業車を設置します。波形鋼板に荷重を負担させるため,架設作業車が簡略化できます。
    2. 波形鋼板,下床版および上床版を隣接する別ブロックで同時に施工することにより,サイクル工程の短縮が可能です。
    3. 中央閉合部も波形鋼板を先行架設して連結できます。これにより,吊り支保工や最終ブロックの張出しケーブルが不要になります。
従来工法の架設作業車 Rap-Con工法の架設作業車

施工

  • STEP1 張出しケーブル、床版横締緊張
  • STEP2 移動作業車移動、型枠セット
  • STEP3 波形鋼板架設、上下床版鉄筋PC組立
  • STEP4 上下床版コンクリート打設

工程

Rap-Con工法は、別ブロックでの同時施工により、作業の干渉が回避できるので、工程の短縮が図れます。従来工法と比較してサイクル工程を最大40%程度短縮することが可能です。

1ブロックのサイクル施工日数

実施例

実績多数 (20橋以上)

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