- 土木
スペーストラス橋とは
コンクリート床版に3次元の鋼トラスを合成した橋で、軽量化が図れます。
![]() 中規模高架橋の例 |
![]() 斜張橋の例 |
特徴
- 上床版のみがコンクリートであるため、同規模のコンクリート構造に比べて重量を約40%低減できます。
- トラスに作用するせん断力を、斜材で吊るかコンクリート部を増やすことでコントロールするため、中小規模の桁橋から長大斜張橋まで接合部のディテールを統一できます。
- トラスの高さを工場から運搬できる3m 以下にすることにより、現場での部材組み立てをなくすことができます。
- 下弦材を鋼製とすることでコンクリートの逆打ちとなる接合部がなく、耐久性が向上します。
構造
中規模高架橋、複合桁橋、エクストラドーズド橋、斜張橋などに適用可能です。
施工
施工法は、小規模橋には固定支保工工法、大規模橋には張出し工法などが適用できます。
実施例
![]() SBSリンクウェイブリッジ |
住友ベークライトシンガポール内の歩道橋に適用 【SBSリンクウェイブリッジ】 架橋位置:シンガポール 橋長:154.5m 最大支間:58.0m 完成年:1996年 |