〔実録〕コンビニを木造で。

大規模開発によって、新しいまちがつくられようとしています。
マンションやオフィス、商業施設も建設される予定のこの大きなまちで、最初に作られるのはなんと、木造のコンビニエンスストアなのです。
新しいまちのシンボルとして木造が選択された、「TEKIZAI プロセス」をレポートしていきます。

#1 海老名駅、大規模開発のコンビニは、なぜ「木造」が選ばれたのか?

みんなが毎日集う場所に、憩いの場をつくりたい。

神奈川県、海老名駅周辺で小田急電鉄株式会社の大規模開発の計画が進んでいます。
海老名と言うと東名高速のサービスエリアが有名ですが、駅周辺も大変大きなまちです。
すでに開発が完了している小田急海老名駅東口周辺とJR海老名駅西口周辺の、2つの街区の間をつなぐ形で、さらに新しいまちを作っていく計画になっています。
当社は、この大きなプロジェクトの中の、マンション街区の設計とコンビニエンスストアの設計施工を担っています。

  • 木造コンビニ-建設予定地
  • 海老名駅間地区開発計画 完成イメージ

最初から木造ではなかった。

新しくゼロから開発されるこのエリアに暮らす人や働く人たちは、最先端の技術で創られた、超高層オフィスやマンションで過ごされる時間が長いのだろうと考えました。
そんな中で、この平屋建てのコンビニエンスストアはどの様にデザインすれば開発コンセプトである「憩う・くらす・育む」を具体的に実現できるだろうかと想いをめぐらせました。

その結果、毎日のように通うコンビニを、機能的だけではなく気持ちも憩える空間にするためには「木造」が TEKIZAIであると考えました。

木造のメリットを最大限に活かすべく工夫を凝らし、これまでのコンビニとは一線を画した、見た目も憩えるわざわざ行きたくなるコンビニを目指した提案です。

クリアすべき課題は耐火性。

「木ぐるみFR」

本計画は、防火地域であるため法的に1時間の耐火性能が求められます。そこで、柱には1時間耐火構造の大臣認定を取得している、純木質耐火集成材「木ぐるみFR」を採用することで法的要件を満足しています。

  • 「木ぐるみFR」住友林業株式会社の商品。

工事進捗リポート

基礎工事(2016年11月頃)

工事が本格的に始まりました。まずは基礎工事です。
この段階ではまだ木造っぽさはないですね。

次回は、#2 建て方&1時間耐火材です。