- 建築
制震構造とは
制震構造は建物の揺れを小さくする技術です。建物に組み込んだ「制震装置」で振動のエネルギーを吸収し、地震や風の力で建物が揺れようとするのを抑えます。
概要
制震構造では、振動のエネルギーを「制震装置」で吸収するため、建物の柱や壁が負担する振動のエネルギーは大幅に低減されます。そのため揺れによる建物本体の被害は最小に抑えられ、大地震や台風を経験した後も、安心して使用し続けることができます。また、制震構造によって、風揺れなどの日常的な振動を低減することも可能です。
三井住友建設では1984年から制震構造の開発に取り組んでまいりました。1994年には粘性制震壁を使用した世界初の大規模制震構造物「メディアシティ静岡」 (現トップセンタービル) を完成させました。その後も社会のニーズに応えるべく、様々な制震装置を使用した制震構造を世に送り出してきました。これからも日々たゆまぬ努力で、新しい制震構造の開発に取り組んでまいります。