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ロボタラス®とは

ロボタラス®(ROBOT Arm Rebar Assembly System)は、建設工事における様々な工種で生産性向上のボトルネックとなっている鉄筋組立の自動化を図るものです。プログラミングされたロボットアームを使用して鉄筋組立作業を自動化したシステムであり、大幅に省人化することが可能です。

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「PC床版」の鉄筋組立作業に適用した、システムの概要および全景

システムの特徴(PC床版に適用)

  • ロボットアーム3台を用いて鉄筋の配置と結束作業を行います。
    ロボットアーム先端部は、作業工程に応じて「鉄筋保持治具」と「鉄筋結束機」を自動着脱します。
  • ロボット周辺には加工鉄筋に応じた全11種類の「自動鉄筋供給機」を設置しています。
  • ロボットアームの先端には三次元カメラを設置し、鉄筋結束時に結束箇所を撮影することでプログラミング位置とのずれを認識・補正して確実に結束します。

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鉄筋配置状況

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鉄筋結束状況

効果

  • 確実性の向上
    本システムでは配筋作業や結束作業を機械で行うため、人為的誤差を排除でき、作業の確実性を向上できます。
  • 生産性の向上
    PC床版の鉄筋組立に本システムを適用し、約85%の鉄筋を自動で組み立てています。従来の鉄筋組立作業は作業員6名で2枚/日を組み立てていましたが、本システムは加工筋の補充などの補助作業のみを行う作業員2名で同量の鉄筋を組み立てることができます。その結果、従来の作業員による鉄筋組立と比較して1/3に省人化できました。
  • 安全性の確保
    本システムの外周には安全柵を設置しており、さらに安全柵内にはエリアセンサーを設けています。システム稼働時に人や物が安全柵内に入ると、装置が自動停止するよう設定されているため、安全性を確保できます。

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適用事例

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【九州新幹線(西九州)、武雄・大村間軌道スラブ製作運搬】

設置場所:三井住友建設(株) 三田川PC工場(佐賀県)
発注者 :(独)鉄道建設・運輸施設整備支援機構
適用対象:軌道スラブの鉄筋組立

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【中国自動車道(特定更新等) 中国池田IC~宝塚IC間橋梁更新工事】

設置場所:三井住友建設(株) 能登川工場(滋賀県)
発注者 :西日本高速道路(株) 関西支社
適用対象:川西高架橋の床版取替にて使用する標準形状のPC床版鉄筋組立

関連リリース

PC床版製作に鉄筋組立自動化システム「Robotaras®Ⅱ」を導入(2021年09月03日リリース)

令和2年度「i-Construction大賞」で国土交通大臣賞を受賞(2021年03月09日リリース)

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